サボテンの中のサボテン

うちで一番大きい金鯱

Echinocactusとは刺サボテンの意味で、大昔は大半の玉型サボテンがこの属に分類されていて、後々、分かれてきたようです。
今、この属にあるのは、金鯱(E.grusonii)、巌・弁慶・春雷・鬼頭丸/(E.platyacanthus)、大龍冠(E.polycephalus)、神竜玉(E.parryi)、太平丸(E.horizonthalonius)、そして綾波(E.texensis)です。(この綾波は私のところでは従来の分類のホマロケファラ属として扱います。)
金鯱や巌など大型種は丈夫で生育も早く、用土もさほど選びません。ただ強く美しい刺を発生させるには、春から秋の生育期に昼と夜の温度差が大きいことが望ましいですが、日本では温室やハウス栽培が適しているようです。
一方、この属には難物といわれるサボテンもあります。生育が極めて遅く、栽培も難しいのが大龍冠で、戦前からよく知られているにもかかわらず、国内で実生の大球を見ることは殆どないそうです。
この属で最大の人気種といえば、最近は太平丸でしょう。日本で育てると種の発芽率も悪いし生育も遅いですが、自生地はアメリカ中西部〜メキシコ中北部一帯のきわめて広い範囲に広がっており、この種の適応力の強さを伺わせます。
刺の色、長さは産地によってさまざまで、小平丸、翠平丸、花王丸などの愛称が各タイプにつけられています。
さて私のところには、金鯱が大、中、小とあります。
大、中は1975年秋に共生園から径5センチの大きさのものを買って、
今では、25センチ、18センチくらいになっています。
小は2.5センチのを買ってきました。

次が白刺金鯱です。実生園から2004年に径4センチのを買いました。

更に山城愛仙園で2008年に径5センチほどの小平丸を買いました。
今までは実生園や五十鈴園で買っていたものですが、上手く育てることが出来ませんでした。
今回は強光線に注意して大事に育てています。^^
最後が共生園で2008年に買った径10センチの巌です。
堂々とした感じで、大型になるとまた感じが変わってくるようです。
成長が楽しみです。^^☆
次回からは私のところで刺サボでは一番多く栽培しているフェロカクタス属の紹介したいと思います。
お楽しみに!〜☆